「真逆」という表現について、はてなダイアリーキーワード解説が良かった
そうなんですよね。
「正反対」の意味の新語*1。2002年〜2003年ごろから使われ始め、2006年現在、すでに多くの人がこの言葉とその意味を知っていると思われる。
2002年〜2003年頃からなのかな。私としてはその辺はよく憶えていないのですが、キーワード説明の文中にもある「まさか」という言葉に、真逆という字をあてているのが気になったのは、たしか京極夏彦の作品でした(旧字旧かなの作品では他にもあったかもしれないけど)。意外とその辺、つまり京極夏彦の作品に影響を受けて推測で使い始めた人から始まったのかなあという気もします。たどってみると、流行・定着の経路が特定できるようなアレかも。
面倒だし、使っている人の気を悪くしたくないので、ひっかかりながらも気にしないようにしているのですが、やはりそうだよなと意を強くしたので書き留めておきます。
ちなみにキーワード作成と現時点での説明文(という呼び名で良かったかな)執筆はid:manpukuyaさん。さすが。
もはやある程度定着してしまっているので、誤用とするのはおかしいのだろうけど、まだ大手紙などでは使われていない印象。ネット上のメディアではたまに見かける。
個人的には、「正反対」という表現をあまり見なくなったのがちょっと悲しい。せっかく前からある表現なんだから廃れさせるのはMOTTAINAI。「まぎゃく」より発音しやすいし。
しかし考えてみると、「真逆」だけじゃなくて、「正反対」という表現も普段あまり使わないな(語彙の問題の話ではなくて、表現を使う頻度の問題として)。正反対といえるような関係にあるといえるものってそんなにないからかな。
「反対側」という言葉なら比較的使ってる。あと、「反対側」よりは頻度は減るけど「対極に位置する」とかも。