悪魔には仮面しかない

こいけあきら書くかったりぃ記 - 宮崎駿の性的矛盾 ■宮崎駿は、スタッフに茶髪の禁止を命じようとしたが、止められた。

 この前こいけあきらさんのコメントへのレスで「無邪気ではいられない」との旨書いたら、まさにその代表格の宮崎駿についての考察が。
 宮崎駿については今回ちょっと時間がないけどほぼ同じ考えです。さっき思ったのは


セーラームーンなど戦闘ものの敵キャラは、ほとんどの場合制裁を受ける準備ができているだけ誠実だけれど、やっぱり無作為や、無作為を装った悪っていうのが一番タチが悪いと思います。世界は正義を装った悪に満ちているけどね。ふふふ。

 正義を装った悪に満ちている、その通り。私が知っていて、かつ実際上もっと危険なのは〈悪を露出することで「正義を装った悪」ではないと装った悪〉かな。ねじれているが結局、悪は何かを装いたがる。

 出典と正確な表現は忘れたけど、悪魔は仮面をかぶっている、そして仮面の下は、ない。悪魔には仮面しかない。みたいな言葉があったなあ。

 もちろん切実な内心の吐露はこれとは別です。


 なんかここではこの手の話題が続いてますが、他にこの手の文を読まないのでなんとなく記しておくって程度です。

 まじめ


正直「下品だな」と感じることもあることはあるのですが、そいった下品さや逸脱もfinalventさんの魅力だと思っております。
世の中どうしてまじめな人が多いんですかね。

 ひょっとしたら年齢がばれるかもしれないけど、むかぁ〜しZ会の雑誌投稿欄で「まじめ」についてだいぶ議論になってたなあ。NHKしゃべり場みたいな感じと言えるかな(最初から最後まで見たことないけど)。しゃべり場は全然噛み合ってないみたいなので違うかもしれない。

 もちろん(というべきか)Z会なので、まじめを擁護する意見の人が多かったように思う。


 で、finalventさんが下品かまじめかということとは一切関係なく、文脈からはだいぶそれるけど、ちょっと頭に浮かんだこと。


 どうしてだったか忘れたけど、この手のことを数日前だったか少し考える機会があった。あ、思い出したけどまあいいや。

 なんていうか、自分の人格の多様な面をすべてネットの同じWebサイト(ブログなど含む)に表出させなくてもいいはず。これはまあ言うまでもなく当然。

 で、もちろん多様な面を表している人もいる。それも別に悪いことじゃない。


 私がどうかと思うのは、シリアスな面だけを見せているというかハードな問題に特化しているWebサイトの書き手を指して「くそまじめ」「もてなそう」「ノイローゼみたい」「かっこつけてる」みたいな罵倒が目に付くこと。


 強く非難したいとかではないんだけどちょっと言ってしまうと、上のような非難をする人はその自分の発言によって「もてるかどうか」「自分がかっこよく見えるかどうか」に重きを置いているということを言外に自ら暴露してしまっている(程度と場合にもよるが)。つまり、自分が人の目を気にしてるから他人もそうだと思ってるんでしょ、自分の基準で人を判断してるんでしょ、みたいな。


 もう一つぼそっと言うと、Web上のリソースに「人間味」を求めすぎじゃないかなと思う。
 ネットの情報に事実と違う記載があれば困ることもあるだろう。自分にとって有益な場合も、興味がない場合もあるだろう。しかし、ユーモラスに人柄がにじみ出るような書き方を強いられる理由はない。
 淡々と一つのテーマについて継続的に記録していくようなものも確実に必要とされているはずだ。
 このあたりをfinalventさんが、言い回しは忘れたけど、一つの問題をスティッキーにねばり強く扱っていくブログ(は意外と重要、ということだったかな)みたいなことをおっしゃっていた気がする。時事的な、流れていく「ネタ」を流行に乗って扱うというだけではなく。


 話が逸れているようだけどそうでもない。世の中どうしてまじめな人が多いんですかね。というコメントを読んで感じたのは、世の中にまじめな人が多いのではなく単に、自分が見ている場は相手にとってユーモアを示す場ではないというだけのことじゃないかな、ということ。面と向かっての場合でさえ、自分が知ることができるのは相手のほんの一部分にすぎないから。

 ていうか、頭ごなしに「ふざけてみせたり陰の部分をみせたりしなければならない」「シリアスなことは書いてはいけない」という強迫観念を他人に植え付けるような主張というのは、まあ、うざったいなと思う。


 私自身は(ふだんご覧のかたはご存じのように)ふざけまくり。淡々と何かを論じ続けるのも、ユーモア全開で書き飛ばすのもどちらもありだと思っているから、前者をけなす意見というのは私は嫌い。「意見」が「嫌い」、でとどめてそれ以上の人格非難や分析はあえてしないでおこうと思う。


 なんというか、相手に笑いが欲しければ、自分が相手からユーモアを引き出す努力をすればいい。それ以上でもそれ以下でもないと思う。

 その努力は、意外と楽しいもんですよ。

 はてなブックマークのタイトルは共通です

はてなブックマークで自分用にタイトルに書き換えてるユーザーさんへ。わたしは困ってます。


「適切なタイトルに修正」する行為は大いにありだと思うのです。そういうことが出来るように、はてなブックマークではエントリーのタイトルが編集可能にもなっているのではないでしょうか。

しかし、ちゃんと書き手が考慮してタイトルをつけている様子のエントリーまで、たぶん自分にとって分かりやすくなるようにという目的で書き換えてしまうのはまた性質が違う行為です。たとえば

* ページの要約をタイトルにしたり
* タイトルに入っているサイト名を削ったり
* 心に残った一節を抜き出してタイトルにしたり

するのは、わたしとしてはやめていただきたく思います。


 要約をタイトルにするのは、はてなブックマークにコメント欄が付く前に私はよくやっちゃってました。finalventさんの日記をクリップしたものなどがとくに顕著だな。しかも、


 なお、はてなブックマークに登録する際、クリップのタイトルにやや長めで詳細な説明を付け加えて登録する場合があります。自分が後で検索する際の便宜のためですが、リンク先に飛ぶ前にご参考になるかもしれません。

 はてなブックマークの仕様上、クリップのタイトルは他の方と共通のものを利用することになりますが、私が少し長めのタイトルで登録するのはそのような理由があってのことですので、どうぞご理解ください。

 とわざわざ書いてた。

 コメント欄がついたのでもうそういう必要はなくなり(はてなブックマークに関しては、はてなダイアリーと違ってコメント欄も検索対象になっている)、その後ほとんどタイトルは変えていないと思います。要約はコメント欄に詰め込んでますね。

 あとで初期のクリップを見直してタイトルを直すかもしれません。


 なんというか、こういうのは完全にどちらか(完全に改変するか、まったくいじらないか)ということでなく、その両極端の間になめらかな段階があるのだけど、yukattiさんが丁寧に「適切なタイトルに修正」する行為は大いにありだと思うのですと書いていても曲解して「堅苦しいことを言うな」と怒る人がいるんだろうなと思う。

 だからこそ、あえてなされた「やめていただきたく思います」という言明には大きな価値がある。

 昨年末地震の英NGO報告「生き残った女性の数が男性よりも圧倒的に少なかったせいで、助かった女性への性的暴力などが多発している」

 昨年末の話。


オックスファムは、こういった男女数の不均衡が今後の復興にも大きな影響を及ぼすと指摘。生き残った女性は、多くの男性の世話を強いられるだけではなく、生き残るために望まない結婚を強いられたり、たくさんの子どもを産むよう圧力をかけられたりする可能性があると、懸念している。

地震津波が発生して3カ月たった今も、多くの人々が避難所で暮らしている。しかしほとんどの避難所では、男女別に区分けされた設備はなく、複数の家族が同じテントで寝起きしている。そのため、女性への性的暴力が多発していると懸念されている。

バンダアチェで女性を支援する団体によると、性的暴力の事件が起きても、被害者の女性は避難所を逃げ出してしまい、周りにいた人々は口をつぐむか、合意のもとでのことだと主張するなど、被害実態の把握は難しい状況だという。

 以前読んだ文章、日本国内でのこと、選択と意思と不自由、性の問題、ジェンダー、被害者のその後の人生などもやもやと考えたが文にならない。ていうかノイズがうるさいので文にしたくもない。


 オックスファムの名前が絡むあまりよくない情報を以前聞いたが、あれは結局他人がオックスファムの名をかたって不特定多数に寄付を振り込ませようとする大がかりな詐欺だったらしい。団体としてのオックスファムそのものには、まあ一定の信頼性はあるのだろう。

 またスマトラ島沖で大地震

CNN.co.jp : M8.7のスマトラ島沖地震、死者2000人のおそれも � - ワールド

(CNN) インド洋のインドネシアスマトラ島沖で28日午後11時10分(日本時間29日午前1時10分)ごろ、大きな地震が発生した。

 なぜ。

 はてなアンテナで最初見たときは、昔のニュースが表示されているのかと思った。