リビア看護師ら解放の続報:フランスが核協力


 夏のひこうき雲 - リビアで死刑判決を受けていた看護師らが釈放されたの後日談。後日談というほどのんびりした話ではないし、終わった話とくくることができない類の話題。


 上記の記事で、


6人程度、しかも自国民でない人々の命を救うのに外交カードを使うのはもったいない、という発想もあるかもしれない。しかし、では人命を救うこと以外の何のためにならば、外交カードを使うべきなのか。と考えてみると、これは正しい判断なのだろう。もちろん、このことで得られる利益として、国内外でのフランス現政権に対する評価の向上も確実に見込める。フランスはしたたかだし。
 と書いた。書きながら、また書いた後で、外交カードという表現はやや拙かったなというか、実際にフランスがどう関与したかも把握せずに上のような思考を新生血管のように進めていくのはやや情緒的だなと思っていた。その点を批判的に読んでほしいというエントリを立てようと思っていたほどだ。


 そうこうしているうちに、NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース−各分野の重要ニュースを掲載 仏大統領がリビア訪問、核協力で合意というニュースを目にした。そういうことか。


ライス米国務長官も25日、リビアを訪問したいと表明。懸案だった看護師問題の決着で、未開発の石油資源が豊富なリビアと欧米諸国との関係が一気に緊密化へ向かいそうだ。

 これは外交カードといっていいと思うが、正直どうなのかという気も強くする。リビアで、核だし。

 その辺りに触れた(他のブログの)エントリも見たような気がするが、記録を残していなかった。


 専門でもないのでふーんという程度に受けとめてもらえれば。