今後の更新予定メモ、の予定が『EFTマニュアル』のレビュー
久しぶりに更新。久しぶりなので、なんだか、カテゴリ*1の分け方やどんなカテゴリを自分が作っていたか忘れてしまっています。
おおよそ8月から時間的にやや楽になるので、更新ペースを再び上げる予定ですが、更新する予定の話題についてメモ。
『EFTマニュアル―誰でもできるタッピング・セラピー』のレビュー
- 作者: ギャリー A.フリント,浅田仁子
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2002/07/01
- メディア: 単行本
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この本は実用的。
Amazonのレビューも参考にして欲しいのだけど、幅広い症状に対処可能なようだし、過去の嫌な記憶によるストレスの緩和にもなると思う。
症状というのは、ごく軽いものから重いものまで、また精神的な不調から身体的な不調までを含めて。一時的な感情の起伏、(依存症的な)嗜癖、その他さまざまな改善された事例があるようだ。
心臓の疾患などにも、注意は必要だが、こうしたアプローチは有効だと思う(事例として紹介されていたようにも思うが、その点は改めて確認してから書きたい)。
基本的には、不快な感情を具体的に念頭に置きながら、一連のツボのタッピングや眼球運動等によって、「ある場面の記憶」や「ある事柄」と、「不快な感情」を切り離すといったようなことに思えた。不快な感情や好ましくない信念それ自体の重要度を自分の中で下げるという効果を狙って行うこともできる(あまり正確ではない言い方になるが)。
その過程で不快な記憶が顕在意識に浮上してくるわけだが、その際予期せぬ激しい反応が起こることも、まれにはあるようだ。そこでその反応を予防し減らす対処として冒頭に行う「アファーメーション」が組み込まれているらしい(これはEFTに関するWebサイトで読んだことだったと思う)。
EFTがどうして効くのかという説明は書籍の中であんまり詳細に述べられていないのでそこに不満を持たれている方もAmazonレビューワーの中にいらっしゃるようだけど、実際にEFT(ツボのタッピングなどの一連の動作)を行う際に支障はない。
充分にEFTの行い方を説明するほうに紙幅を割くならば、理論的な背景は削らざるを得ないので、個人的にはこの書籍に対してとくにその点に不満はない。
ただ今日までこの本のことを書いていなかったのは、「内なる自己」といった概念を用いる手法も紹介されているから(EFTそのものに必須とされているわけではないが)。
著者も(誤解やつまずきを与えてしまうことも考慮して)掲載をかなりためらったようで、「この章は読まなくても十分に効果が上がるし」というような念入りな注意書きがなされているが、それでも、ある種のニューエイジ的な方向性に読者を結果的に誘導してしまう危険は、やはり残る。
私が紹介しお勧めしているのは、ひとまずこの『EFTマニュアル』という書籍に限った話で、ここから進んで関連分野を学んでみて欲しいとはまったく思わないのでその点に注意していただければありがたく思う。
関連分野についても私としては自分なりの一定の理解の枠組みができつつあるように思える。またその理解の枠組みは、キリスト教*2と矛盾はしないように思っている。
ただそのあたりの自分の捉え方を正確に記述することが難しいのも、この本のような本について書かなかった理由の一つだと自分では思っている。
既にEFTの実用的な面に関してはこの記事で書いてしまったので、今度書くとすれば世界観や人間観といったところまで少し立ち入って書くことになると思う。
この記事の結論としては、EFT、けっこういいですよ。疑いながら行っても効果は出るという触れ込みだし、実際そう思います。
何かの団体に入るとか、お金をたくさん払うとか、誰かに個人情報を渡す必要はまったくないので、たかだか1680円払って本屋さんで買ってみるのもいいんじゃないかなと思います。
時間切れにて今日はここで終了。他の更新予定のメモが書けなかった〜……。