メール、レビュー、嫉妬
1
最近、携帯電話のプランをWebから通話定額プランに変更したのですが、手違いで変更が通らず、「メール放題」の解除だけが受け付けられてしまいました。
なので、携帯電話でのメール送信が来月半ばまではお金がかかってしまうことになってしまいました…。
これは数年ぶりのことなので、筆無精に拍車がかかりそう。
2
ところで、本のレビューの記事って皆さんどんな風に書いてるんでしょう。私の場合はあちこちで本を読むうえに、PCを起動してから手元に用意して改めて読み返すということをあまり最近していません(主に時間的な問題かな)。
最初に読む際に、レビューを前提として付箋を付けたりしていればいいのでしょうけれど、風呂などではそれも無理ですよね。勢い、携帯から印象を書くだけになっているのですが、それもしばらくは減りそうです。
ちなみに、最近読んだ中では『キリスト教を問いなおす』や『誰も知らない男』などキリスト教関係の書籍が、どちらもたいへん知的刺激に満ちていて、(史的)イエス像だとか、いわゆる日本のアニミズム的多神教からの問いかけとの関係だとかを思いめぐらせているのですが、あまり適当に(=投げやりに)書いてしまうのはどうかと思ったのでまだ放置中です。どちらの書籍に関しても全面的に共感しているわけではありませんが、こうした分野に関心のある方にはお勧めです。とくに『誰も知らない男』。
- 作者: 土井健司
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2003/08/01
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
- 作者: ブルース・バートン,小林保彦
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2005/02/19
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
こんな風に携帯からも更新が減り、PCでも寝かせている素材が多いとなると、ますますレビューが減るんちゃうかなといったところです。
そういえば「茶の本 要約」や「風姿花伝 要約」などでいらっしゃる方がずっといらっしゃいますが、お役に立っているでしょうか。学生さんが学校の課題のために検索しているなら、ご自分で読まれた方がいいですよ。どちらもそれほど長くありませんし。
3
で今回言及したかったのは、Amehare MEMOの以下の記事です。他の記事もそうですが、私もこんな風に本のレビューができればなあと。
Amehare MEMO:「禅とオートバイ修理技術」でのオートバイ文章
最初は浮雲にコメントをつけようと思ったのですが、50文字には収まりそうになかったので書きはじめたらこんなに前置きが長く。。
バイクではなく自動車については、「城」だとか、自我の拡大(万能感を味わえる空間)とか、隠された性的意味だとかが言われていますね。性的意味は別としても他については、ウォークマンが登場した頃にも言われていたことで、自分自身が移動しながらも閉じた内的世界に埋没できるわけです。しかもウォークマンと違って心理的にだけでなく物理的にも遮蔽できる。それでいて(大きさだけでなく距離・速度も含めて)拡張された身体感覚を体験できる。これはオープンカーでも基本的には同様なのでしょう。ある意味では子宮に守られている。
これがバイクになると、amehareさんの書いている通り、車に乗る以上に自然と一体化
する。乗っている間、バイクは一つの強力な拠り所ではあっても、自分を守る壁ではない。拡張された身体感覚は、危険にさらされているがゆえに、依然リアルさを保っている。何かにぶつかればダイレクトにその衝撃とダメージをくらうという危うさを、生身の場合と同様に秘めている。
などとぼんやり思いました。これはさすがに50文字にはできなかった。
で、そういう意味では車にやたらとお金をかける人よりもバイクを好む人のほうに好感が持てますが、その場合でもなんというか車体自体をセルフイメージの具現化された存在と見なしたり、あるいはある意味で性的なパートナーと考えている人もいるので(携帯に大量のアクセサリーをつける女性や極度にトラックをデコラティブにする運ちゃんのように)、amehareさんのように適度な距離感を保っている人は少ないように思います。
4
それでいてAmehare MEMO:言葉で写し取るゲームのように詩情あふれる文章もものされるので、これはamehareさんがどみさんからコメントを頂けるのも当然だと思うことでなんとかamehareさんへの嫉妬心を抑えようと思います!!キーッ!!(笑)