宿主をコントロールする生き物(ヒモとか)


したがって推論の可能性としては、風で綿毛を飛ばすとか、鳥に実を食べさせるとか、動物の毛皮にくっついて遠くに運んでもらうというのと同じように、ひょっとして、ある種の植物は人間にこのような札を書かせるところまで来たのではないか、ということです。新しい繁殖戦略です。

 ありえますね、アハハ。たとえば寄生虫が宿主の行動パターンを変えるという話では


そして研究によれば、そのトキソプラズマの宿主にもたらす効果がネズミの習性 - 最大の天敵である猫に自ら寄り付くという不思議な習性- の原因を説明するのではないかと推測されるという。つまりネズミはトキソプラズマの脳内への作用によって、自らわざわざ猫に寄り付き、ネズミは食べられ、トキソプラズマ寄生虫としてのサイクルを完結させているというのである。

 また、同じトキソプラズマが人間にも影響を与えるという話では


ネコの病気として知られている「トキソプラズマ症」の原虫は、人間にも感染し、特に妊婦に感染した場合、胎児に深刻な障害が出る危険性はよく知られているところ。英国、アメリカ、チェコの科学者らが協力して、394人の男女を対象に、トキソプラズマの感染率と個人の性格との間の相関関係を調べたところ、これに感染した女性は社交的になり、自分の容貌により気を遣い、愛情豊かで性的魅力が増し、それにともない男性関係も活発になるが、反面、信頼するに足りなくなる傾向が強まるという。一方、男性の場合は規則に従うのを嫌い、反社会的行動に走りやすくなるとともに、嫉妬深く、女性から見てあまり魅力的ではなくなるということが分かった。
 なお、上の二つの記事はともに、トキソプラズマで人間の反応速度が遅くなり交通事故の確率が上がるとしています。2倍とか2.7倍とか。ただいずれもソースが今ひとつ明らかでないので、まあ。