朝日新聞のダルフール問題への言及に関する、中国の影響の及ぼし方


これで締めろよと中国様が朝日をご指導あそばされているのでしょう。

 元の記事の後半を読むと


 一方、スーダン国内では国連の動きに対する反発が強まっている。国連本部に入った連絡によると、5日、首都ハルツームスーダン国民をICCで裁くことへの抗議行動が起こり、数万人が国連開発計画(UNDP)の施設に詰めかけ投石したという。

 スーダンのエルワ国連大使は、朝日新聞に対して「長年の内戦が続いてきたスーダンにICCがかかわると、かえって事態を複雑にするし、そもそも裁判の実現は難しい」と話した。

 finalventさんがいつも朝日新聞に指摘しているような雰囲気、つまり大国(とりわけ米国)や「正義を強いる者」への怨嗟と憎しみ、それに見当はずれな判官びいきを感じさせる口調には気づく。というほど確信を持って読んだわけではないけど、その感じはある。


 で、これで締めろよと中国様が朝日をご指導あそばされているのでしょう。を読んでの単純な疑問なのですが、朝日新聞への中国の影響力ってどの程度なのだろう。「この朝日新聞の記事は中国の影響にない」と言いたいわけでは全くなく、つまり、記者さんは(社内のチェックはもちろんとしても)一応自分で書いているわけですよね(逐一中国に問い合わせているのかどうかはわからないけど)。

 中国内のある勢力の言うとおりに書いた方がメリットが大きいと判断して全面的にその意向に従っているのか、それとも親しくつきあっている中で考え方に強く影響されているということなのか。もちろんどちらも原因ではあるだろうけど、どうなのでしょう。

 朝日新聞に欧米人の寄稿した文には、ダルフールのことが(当然の話題のように)触れてあったりするしその示唆する解決法は中国とは違うから、そこまで統制を敷いているわけではないようにも思う(ただこれはいわば「一応触れていないわけではありませんよ」という口実になるかな…と思ったけどそれにしては少なすぎる)。よくわからないなあ。もちろん朝日新聞内部も一枚岩ではないだろうし。

 コメント欄がたいへん盛況でなんだかレスの負担をかけるのが申し訳ないので、自分の所で書いてみた。