一太郎を使っていても安心です(五七五)

 おもしろい判決が出たなあ、でもこの影響どうなんだろうと思っていたら、極東ブログでとりあげられていました。

一太郎訴訟、とほほ

今回の訴訟では、その大枠は問題視されず、キックにアイコンを使うことが松下の特許なので、ボタンの表示が「?」だったらいいけど、そこにマウスの絵を載せたらせたらアウチ!という判決だった。ここでも、「く、くだらねー」というつぶやきを呑み込むのだが、つまり、そういうこと。しかも、この適用はワープロに限定されるのが松下の特許のようでもあるのだが…。

 この件については中村正三郎のホットコーナーでの「乳の詫び状」2005/02/02でとりあげられていて、へえと思っていたところ。

 あと、これはどこで読んだか忘れたけどたしか松下の製品でこの特許に関係するものは現在ないらしい(つまり、松下とジャストシステムが市場で競合しているわけでもないということかな)。

 個人的には、「別の選択手段」が存在することの意義という以上に一太郎ATOKを評価しているので、ジャストシステム寄りにバイアスがかかっていることを一応書いておきます。

 で、あまり丁寧に書くことでもないんだけど、今使っている一太郎ATOKが今後裁判の影響で使えなくなるということはないので、心配なさらなくてもよいでしょう。また、今回の判決で即座に販売中止になったわけでもありません(仮執行宣言が付されていないので)。
 報道の表現がそのあたりまぎらわしかったせいで株価がドーンと落ちたりしているみたいだけど、私が株をやっていたら今こそジャストシステムを買うなあ。


 それにしても、松下はこれで一気に私の中でイメージが悪くなった。幸之助さんにはいいイメージを持っていたし本も読んでみたいと思っていたんだけど、今後松下の製品はあまり買いたくなくなった。弱小メーカーをいじめてどないするんじゃ。