買っていない本の紹介
しばらく前にid:yagianさんが稲本喜則さん(id:yinamoto)の出版された本『当面の敵というのを決めることにしたのだ。』を紹介されていた。前書きに、山下洋輔や宮沢章夫の影響を受けたと書いてあった
そうだけど、稲本喜則の日記を拝読したところたしかにそっち系。
そっち系といっても別にバカにしているわけではない。[Web][雑記] 劇団ひとりで『ドバラダ門』の名を出したが、山下洋輔の文はおもしろい。宮沢章夫の『青空の方法』は連載中かなり楽しませてもらっていた。
そっち系が好きな私としてはちょぼちょぼ読まざるを得なかった処へきて、結城浩さんが稲本さんの本を紹介されていた。私の中では意外なところで繋がった。といっても、結城浩さんは以前yagianさんのことを話題になさっていたのでそれほど意外でもないのかもしれないなあ。
と思っていたら、昨日だったかおとといだったか、新聞の書籍広告の欄にも『当面の敵』の広告が掲載されていた。おお。と思ったのでここでこうしてご紹介申し上げる。
なお、稲本さんの日記にはイナモトと出版社に、義援金を!
とありますが、残念ながら私は購入する予定はありません。宮沢章夫や山下洋輔の本も購入していないし。
稲本さんに義援金は送らず、「送ったつもり貯金」をして、その分のお金をお腹を空かせた子どもや大人のために使いたいと思います。
お腹を空かせた大人というのはもちろん私のことです。
いつ始まったものなのか、私にはわからないが、日本には馬鹿エッセイの系譜というものがある。馬鹿の火が馬鹿の祠の中でひそかに灯っており、馬鹿を解する人々の間で綿々と受け継がれているのだ。
昔から連綿と受け継がれる馬鹿の火、その火をぜひ未来に残していきたいと思う。
お金は出さずにただ思うだけ。
でもyagianさんのお兄さんが書かれた『大仏破壊 バーミアン遺跡はなぜ破壊されたか』の方は買うかもしれない。
- 作者: 稲本喜則
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2005/01/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 山下洋輔
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1993/09
- メディア: 文庫
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- 作者: 宮沢章夫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
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- 作者: 高木徹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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