アンドルー・ワイル『心身自在』

 以前からご紹介したいと思いながら、ずっと先延ばしになっていた本のレビュー。この手の本は怪しげなものも多いので、眉に唾をつけてる人の立場で書こうと思う。

 先に結論だけ書いておくと、この本、おすすめです。

アンドルー・ワイル『心身自在』角川文庫

心身自在 (角川文庫)

心身自在 (角川文庫)

 ……といってもこの本についてはちゃんと時間があるときに丁寧に書きたいので、すみません、仕上げはまだ先ということで。以下下書き。いちいちあたっていないので不正確な箇所もあると思います。他の書籍の内容も混じっているかもしれません。

  • 『心身自在』というタイトルは訳者のセンスで、原題は"8 WEEKS TO OPTIMUM HEALTH"。「最適な健康のための8週間プログラム」。
  • ワイル博士は身体(body)、精神(mind)、霊性(spirit)、どのレベル(「レベル」という言葉でよいか検討)についても考慮を払うことが重要との考え。変にスピリチュアルな面に偏って身体性や運動を軽視することにも否定的
  • TIME誌だったか、「米国で最も影響力のある50人」の1人にワイルを(これも後で確認)
  • 自分が学んだこと
    • 抗酸化物質を十分に摂る、とくにビタミンCなど
    • 呼吸法をコントロール。ワイルは何か一つだけ選べといわれたら呼吸法を選ぶとのこと。ジョジョの奇妙な冒険の「波紋」(仙道)は、ワイルの本などを読んだのではないかと思うぐらい(これは別の書籍かもしれないが)
      • 呼気(吐く息)から始める
      • 呼吸に意識を向け、数える
      • その他あまり具体的にすべて書くのはためらう(実用書なので)
    • 歩くのは最高の運動とのこと(手軽に長時間できる交差運動)
    • 自然治癒力を高める
    • にんにく、しょうがなどの穏やかな強精剤を利用する(強精剤といっても一時的に興奮したりするものでなく、穏やかに体質を変えていくものが東洋医学では多い)
    • イメージや他人の体験談を聞くことで、健康が快復または増進することへの具体的なイメージを高めることが大いに効果がある
    • コーヒーには問題が多い、緑茶はたいへん良い(集中力を高め、しかもリラックスさせ、癌のリスクを軽減するなど)カフェインとテアニン
    • 古い油は体にたいへん悪い、オリーブオイルのエクストラバージンを主に用いる。ショートニングなども発ガン性など体へのリスクが〜(このあたりの表現確認)
  • 1週間ごとに、料理のレシピや気をつけること、呼吸法などが紹介されており、順に試していくことで次第に生活全体が改善され、心地よく充実した毎日が送れるようになってくる
  • こうした穏やかで長期的な対処は、(良い意味での)プラシーボ効果も抜群とのこと
  • すべてを守れなくても、できる範囲で実践すればよいとのこと。たとえば「緑茶はまずく感じたのでコーヒーは続けた。ただ、〜を〜の範囲で〜ぐらいの期間続けた後、こんな風に良くなっている」というような体験談もたくさん載っている
  • 症状はそれ自体が原因ではなく、体が何かへの対処している結果として表われることが多い、症状自体を消しても解決せずかえって悪化する場合もある(この本だったかな)
  • 病気でなくてもなんとなく不調という人はけっこう多い 「OPTIMUM」ということの意味

 かなり適当な羅列ですが徐々に手直ししていきます。現時点でも何か参考になるところがあれば幸いです。