居間を生きる


 「今を生きる」という件名のメールが届いていた。POPFileはこれをspamに分類している。


 なんだべと思って内容を見ると、毎度おなじみのアダルトだった。件名のネーミングセンスとは違って、紋切り型の何度も見た文面。やっぱりなと思いつつ嘆息する。


 それにしてもアダルト広告の件名が「今を生きる」、単なる偽装とはいえうまくつけたものだ。しかし考えてみるとほとんど全ての単文や作品名が、アダルトのタイトルとして使える気がする。「スターウォーズ」、「セブン・イヤーズ・イン・チベット」から『幸福の王子』まで、まあ暗喩としてはなんでも十分機能するわけだ。と気づいてふたたび嘆息。


 というわけで、というわけではないけど(どっちだ)、『幸福の王子』の感想文を連載してみようと思います*1。お前ら後で泣きを見るゾ☆(いい意味で)

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