物語消滅論

『物語消滅論―キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」』のレビュー


「要旨」をさらに抜粋します。

80年代後半にイデオロギーによる社会設計が有効性を失い、複雑化する世界を見通すことが出来なくなった時、人々は説明の原理を「物語」の因果律に求めた。それは善と悪、敵対者、援助者など単純化された要素により成り立つ因果律である。

全文も短いのでぜひ上記リンク先を見てみて。

へーと思った。大塚英志ってそういうのも書くのか。

タイトルは「物語消滅論」だけど、要旨を読む限り、物語に依存していく世界といった感じ。それはそれで納得できる。(依存していくことに賛成という意味でなく、依存していっているという見方に)


さかのぼってそもそもポストモダンとは何か、と学ぶ前に、ポストモダンが乗り越えたはずの地点まで戻るつもり。


まあその前に個人的に色々課題は多い。