無題

何度か言明していることだが、私はここで自分のプロフィールを極力明らかにしないでいる。私という人間にではなく、このサイトの内容にのみ着目して欲しいからだ。いろいろ理由があるが、それ以上の親密な感情交流は求めていない。

にもかかわらず、そんなサイトを通じてさえ、私に個人的に感謝してくださる人や、私という人間の人格をさまざまな形で誉めてくださる方々がいらっしゃる。
誇りたいわけではないから具体例は挙げない。だが、私の言説は私が思っている以上に役に立っているようで、そのことを嬉しく思う。


私自身は慎重になってしまったせいで、感情的な好悪の表明はできるだけ控えている。否定に傾きそうなときはとりわけ、主体ベースでなく行為ベースで評価するよう心がけている。まあ、率直に言ってかわいげのないやつだ。逆に、悪い意味での「母性」的なものも、(私の性別とは無関係に)自分の中に根強いように思う。そうしたいわば負の部分も、このサイトを通じて増幅されていることだろう。

にもかかわらずたいへん好意的に関わってくださるかたがたがいるから、私は自分と他人をまだまだ基本的な部分で信頼できている。ありがたい。


これからも精進いたします(などと書くと、ごく少数が反発するのは仕方ない)。