占いとむなぐるま

千と千尋占い、このサイト経由であちこちで話題にしていただいていますが、私はむなぐるまの記事「千と千尋占い。」経由で発見しました。(そういえばid:sakuratsukiさんにおたずねするまでもなく、千尋の結果についてはむなぐるまさんのところに載ってましたね。)


占いと呼ぶのが当たっているかどうかは別としても、「あなたはこういう性格です」といった類のものはよくありますよね。

こういう「占い」の類は、当たっているかどうかが一番重要なのではなく、自分に下された評価をきっかけに<自分はどういう人間か>を考えてみることができるのが大きな利点であり、また流行する隠れた理由になっていると思います。


その際、占いの形をとっているからこそ、深刻でなく気楽に受け取れるのでしょう。
「こういう危険に気をつけて、こういう行動をとった方がよい」というようなアドバイスも、一般論として言われたら耳に入らないし、直接知り合いから(占い以外の理由で)言われたら「偉そうに言うな」と反発も働くし。


なお、むなぐるまアメリカ在住の人文系研究者による日常観察・オピニオン系blogです。「空車(むなぐるま)」とは?で紹介されていた森鴎外のエッセイ「空車(むなぐるま)」が、不思議に強く印象に残りました。
今後も継続的に拝読させていただこうと思っています。