難しい言葉を使わない

 リンクをホップ・ステップ・ジャンプと3回ほど飛んで「伝わらない日本語」http://d.hatena.ne.jp/nagisa00a/20040809#p2という記事を発見。

日本語なのに、まったく意味がわからない文章がある。

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?qid=950299

こんな感じの。

 そうですよねー。省略しすぎるとわけがわからない。
ただ例として挙げられている(リンク先の)文章がわかりにくい理由は、省略しすぎというだけではないように思いました。
「てにをはが間違っている」「本来の意味とはずれた意味で言葉を使っている」ということが重なると、どんどん文がねじれて意味がわかりづらくなってくる。これも大きな理由ではないかと思います。

 全体としての方向性からは「頑張ってるアーティストをインディーズとか決めつけるのはかわいそう!どういう基準でインディーズって判断するわけ?失礼しちゃうわ、プンプン!」というものが漠然と見えてくる、ような気もするのだけど、読み直すとやはりよくわからない。


 こういう文章を書いてしまう大きな原因は、整った文章を書こうとするあまりに無理に難しい言葉を使おうとしてしまうからだと思います。
その言葉のニュアンスや正確な意味を知らないと、本来の意味とは違う意味で使ってしまうし、品詞もぴんと来ないから、「てにをは」が狂ってくる。


 私も、ここに載せている文章に自分で違和感を感じて何度も「てにをは」を直したり、別の言葉に置き換えたりすることがあります。いまだにおかしさを感じるけれど修正しきれていない文もたくさんあります。

 わかりやすい文を書くためには「長い言葉を、例えば頭の中でAやBに置き換えて文を変形してみてもおかしくないかどうか確認する」「語感がピンと来ない、使い慣れていない言葉は使わない」「背伸びをしない」という姿勢を持つといいのかなと感じます。


 たとえばすぐ上の文は、
Aを書くためには「B」「C」「D」という姿勢を持つといいのかなと感じます。
 と変形できますよね。

 またたとえば、「広く大勢に指し示すこと」と「公示する」はイコールではありませんし……

 眠くなったのでひとまずここで終わりまっす。それに用事も思い出した。