火山高(映画)

 
先日、火山高を観たのでその感想でも。

 教師の手から放たれたチョークが、高速で回転しながら眉間へ飛んでくる。それをすごい形相でにらむ主人公。チョークは透明な波紋のようなものを空間に残し、キュルキュルと次第に動きを鈍らせて止まったのだった…。

 そんな風に始まるこの映画、ハードロック?を基調としたBGMにのって、「師備忘録」(訳すと「えんま帳」か)をめぐり、熱い熱い男たちと女たちの戦いが繰り広げられます。少林サッカーというよりも、マトリックスビーバップハイスクール北斗の拳を足して3で割ったという方が近いかも。

 ちまたで言われているほど、物語に内容がないわけでもありません。
「殺さないためには耐えろ」みたいな昔の師の言葉を脳裏にフラッシュバックさせながら、あえて“力”を使わず、ボコボコにされ続ける主人公…あとどんなとこに感銘を受けたか忘れちゃった。
 チャンリャンだったかな、彼のキャラクターが最高でした。いっつもすごい変な力んだ表情してるのな。ラブレター中毒の女の子の髪型なんかかわいかった。主人公ははなわみたいな、ロンドンブーツの亮みたいな、基本的に情けない顔と姿勢。

 笑ったのは途中のセンチメンタルなシーン。美しいピアノが流れる中、主人公と“氷の宝石”ことヒロインは…別に何もないんだけど、笑える。

 そして戦いが白熱し、音楽もよりスタイリッシュに…


 教頭も怖かった。


 どうでもいい文章ですね。またくだらぬものを書いてしまった……(斬鉄剣を収めながら)