『心にタッピング EFT療法』で代理タッピングのやり方を知る

 以前の、夏のひこうき雲 - 今後の更新予定メモ、の予定が『EFTマニュアル』のレビューという記事の続編のようなものです。EFTがどのようなものかについては、夏のひこうき雲 - 今後の更新予定メモ、の予定が『EFTマニュアル』のレビューを参照してください。ごく簡単にいえば、以下のようなものです。


 Amazonのレビューも参考にして欲しいのだけど、幅広い症状に対処可能なようだし、過去の嫌な記憶によるストレスの緩和にもなると思う。

 症状というのは、ごく軽いものから重いものまで、また精神的な不調から身体的な不調までを含めて。一時的な感情の起伏、(依存症的な)嗜癖、その他さまざまな改善された事例があるようだ。


 基本的には、不快な感情を具体的に念頭に置きながら、一連のツボのタッピングや眼球運動等によって、「ある場面の記憶」や「ある事柄」と、「不快な感情」を切り離すといったようなことに思えた。不快な感情や好ましくない信念それ自体の重要度を自分の中で下げるという効果を狙って行うこともできる(あまり正確ではない言い方になるが)。

 『心にタッピング EFT療法』は、比較的最近買って読みました。帯に「本邦初! 日本人のためのEFT完全ガイドブック」とあるので、出版は『EFTマニュアル』よりも早かったのかと思ったらそうではなくて、『EFTマニュアル』の方が早かった。

 読んだ感覚からいうと、『EFTマニュアル』の方が詳しくてより実用的かな。ただ、『心にタッピング EFT療法』を読んだときには既にEFTを知っていたので、ざっと読み飛ばした箇所が多かったからそう感じたという面はあるかもしれません。

 以前読んだ本の方が詳しいと感じたからといって、『心にタッピング EFT療法』を買って失敗したとは全然思いませんでした。理由は大きく2つ。具体的な体験談が多くて親しみやすいこと、それから代理タッピングのやり方が載っていたことです。

 代理タッピングなるものがあることは、EFT−Japan 感動のEFT体験という体験談のページで知っていたのですが、具体的にどう行うのか、通常のEFTの手順と何が違うのかがわからないままでした。自分の問題についてではなく、人のために行うEFTということはわかったし、それができればかなり便利とは思っていたのですが、かといって無料マニュアルを申し込むのは、かなり躊躇するものがあって。(私は実際にEFTのセラピストにお会いしたことはなく、書籍で知って自分で試したことがあるだけです。)

 書籍の内容そのものを紹介するのは、とくにこうしたほぼ実用書についてはかなり控えめにしなければと思っているのですが、概略部分だけ引用させてください。


 では、代理タッピングはどのように行えばいいのでしょう。大きく分けてふたつの方法があります。ひとつ目は、相手に向けてタッピングする方法。もうひとつは、その人になってタッピングする方法です。

 個々の方法の具体的な説明は省きますが、どちらもそんなに特殊な方法ではないので、上に引用した概略的な説明を参考にするだけでも代理タッピングは実行可能だと思います。


 というわけで、EFT、興味を持たれた方は、ご自分やご家族に試してみてもいいかも。繰り返しになりますが、詳しくて実用的なのは『EFTマニュアル』の方だと私は思っています。

EFTマニュアル―誰でもできるタッピング・セラピー

EFTマニュアル―誰でもできるタッピング・セラピー

心にタッピング EFTエネルギー療法―思いやりの言葉 やさしい指から愛を感じる

心にタッピング EFTエネルギー療法―思いやりの言葉 やさしい指から愛を感じる