「スーダン・ダルフール危機に関心を寄せるブロガーのリスト」からこのブログが削除されたことに関連して
スーダン・ダルフール危機情報wiki - 日本人ブロガー・リストが更新されていたので、さっき見てみた。
……しばらくしてあれ?と思った。自分のブログがリストから削除されている。
なお2007年以降現在リンク切れやダルフール関連記事不更新ブログを削除しました。
管理者のfinalventさんが削除されたのか、それともはてなブックマーク - スーダン・ダルフール危機情報wiki - このサイトは停止中に私が
というブックマークコメントを書いたことで、その「中傷記事」を書いた人が何か触発されたのか。あるいはまた別の方かもしれない。
2007年以降現在リンク切れやダルフール関連記事不更新ブログを削除しました。という表現の意味も、よくわからない。「以降」は何を表しているのか、「関連記事不更新」と判断される期間はどの程度なのか。
私がダルフールという言葉をブログに書いたのはここ最近では以下の記事。
- 夏のひこうき雲 - 私にはほぼ無関係だが、それにもかかわらず
- 夏のひこうき雲 - 問題の普遍性ということに関する私の理解と、たとえばダルフール危機に対するモチベーションの要否について
- 夏のひこうき雲 - 「あなたは、自分と関係が薄い人のためにも行動しますか」
一番最後は2006年7月17日。1年弱経過していればリストに残る価値はない、とどなたか判断したらしい。1年弱というのでなく単に、夏のひこうき雲 - スーダン・ダルフール危機に関する記事の一覧だけを見て、文中の
なお、以下のリストは、このWebサイト内で言及した記事すべてを網羅しているわけではありません。このWebサイト内の「ダルフール」検索結果(1ページに表示されていない記事は「前の○日分」のリンクからさかのぼれます)も参考になさってください
という記述は読み飛ばしたのかもしれないが。
そもそもあれは「スーダン・ダルフール危機に関心を寄せるブロガーのリスト」であって、「コンスタントにダルフール情報を掲載しているブログのリスト」ではないので、そういう風にブログの取捨選択を誰かがすることは元々想定されていないと思うのだけど。多様なブログがあり、「そのブログの執筆者も関心を持っているのかぁ」という署名みたいなものではなかったのかな。
ただ、編集合戦のようになるのは非常にむなしい気がするので、自分で編集して自分のブログを再掲載する気はない(またどなたか再掲載される方がいればそれはそれで受け入れる)。
というのは、私としては以下のような心境だから。2年近く前に書いた記事を引用する。夏のひこうき雲 - ダルフールと私の関わり、その後
私は関心を持っているだけで、何もしていない。
最初の頃はこの件に関する自分の感覚や心情をぶざまに書き連ね、失笑もかっていた。(あ、何もしていないと書いたけど、何か要約はしたな。何の要約をしたかも忘れた。確認した。
wikipedia(wikiによって閲覧者が自由に編集する百科事典)内のダルフール紛争*の項を要約したものだ。これ。)
最近はそういうものもあまり書かなくなった。ときおり書いても夏のひこうき雲 - スーダン・ダルフール危機に関する記事の一覧に追加はしていない。Save Darfur.org :: Wristbandsも購入していない。浮雲で関連記事をクリップしている程度だ。
はてなブックマーク - 浮雲 - ダルフールの検索結果だが、関心は持ち続けている。私などが「関心を持つ日本人ブロガー・リスト」のはじめの方に名前を連ねているなんてまったく馬鹿みたいだし、偽善とか思い上がりなどと言われてまあその通りだなと思う。アクセスがある度にじわじわと自嘲の思いが募る一方だが、「関心を持っている」というのは間違っていない。で、リストから自分のブログは消していない。
まあ「私は関心を持っているだけで、何もしていない」というのはただの感慨によるもので、実際にはスーダン・ダルフール危機情報wikiにときどきニュースの紹介記事を掲載したり、既に掲載された記事の誤字・脱字を修正したり、他にも。善行に見えることはあまり人には言いたくない。
私に独自の見識などはとくにない。文もうまくない。著作権法上の問題がある(翻訳を含めた翻案権は著作権者に留保されているし、引用も正当と認められる一定の範囲内でしか許されない)から、実際上は検挙されないとしても、単にコピペや和訳を掲載しただけの記事は書きたくない。
だから、これからも浮雲(はてなブックマークというサービスを利用したWebページのクリップ集)で関連話題を拾っていく他は、なにか新しい言及はこの夏のひこうき雲では今後ほとんどしないかもしれない。でも、関心は持ち続けている。そのことを改めて読者の方々にお知らせしておきます。