ラボアジェについて
らぼあじぇ。つくづく、いい名前だと思う。
- らぼあじぇ!
- ら・ぼあじぇっ
- らぼあじぇ……
- らぼあ、 じぇ。
どのように呼んでも、味わい深く、含蓄がある。漢字で書いたら研究室畦(らぼ・あじぇ)だろうか、それとも裸暴亜瀬(らぼあじぇ)だろうか。などと無意味な思索をインスパイアする、謎に満ちた名前だ。個人的には平仮名で表記したい、らぼあじぇ。ファミリーネームとは思えない暴挙である。親の顔を見てみたいが、見ても責められない、親に責任はないのだから*1。
らぼあじぇのエピソードとされるものを一つご紹介するのをお許しいただきたい。
しかしラボアジェはこの考えに疑問を抱き、ガラス容器に入れた水を百日以上も熱し、実験の前後を精密に測定してみた。
私の感想を率直に記すなら、「ばっかじゃなかろうか」だ。いい年した大人がするに事欠いて!
ラボアジェのこのすべてのものを正確に測り記録してみなければ済まないという習性は若いころからのものであったらしい。「なにをそこまで正確に測る必要があるのか」と当事の人々は彼をいぶかった。しかし正しい実験と精密な測定によってこそ、科学という学問に強固な基礎が与えられるものであることを、彼は誰よりもよく知っていたのである。
私もちょっといぶかる。正確に測るとは例えば以下のようなことだろうか。
- 8時だじぇ〜
- いんや、今は22時38分だじぇ。
たぶんちょっと違う。
こういう記事のことを、今後じぇ〜文学と認識していただければ幸いだ*2。
ラボアジェについて調べようと検索してここにたどり着いた方々、残念でした。人生の貴重な時間を無駄にした怒りと後悔にしばらくうなだれた後(10秒もあれば十分だろう)、また気を取り直して知の大海へと漕ぎ出でていただきたい。