少し基準をゆるめて短く感想でも

極東ブログ: 世間知というのは「それは言っちゃだめよ」ということを読んだ。


 はてなブックマークを私はなんだかんだ言いながらも活用させていただいていて、その理由の一つはコメントを書ける分量に50文字の制限がある*1ので、あまり各方面に配慮しもって回った言い方をしなくてもすむということ。
 もう一つは、一応自分用のメモということで使っているけど、私のクリップが参考になると言ってくださるかたが何人かいらっしゃるので、ニーズがあるならとそのまま公開のままにしている。そんな感じで半分開いた微妙なスタンスがとれるのがありがたい。(これはまあ卑怯な姿勢に思えるかもしれませんが、何か私のクリップやコメントに問題を感じたら言ってくだされば、批判等にはお答えするつもりでいますので)


 で、ここまでが前置きのようなものなんだけど、はてなブックマークというサービスのシステムがちょっと変わった。タグが10個までOK、コメント欄には100文字まで記入可能。
 こうなるとはてなブックマークがどのように使われるのか、また自分がどのように使っていくのか判断がちょっとまだつかない。下手したら(って別に悪い意味はないんだけど)、はてなブックマークだけで立派なニュースサイトとして機能しますよね。いや、現状でもそうなんだけど、〈個々のユーザーのはてなブックマークの集積した総体としてのそれがニュースサイトである〉という意味ではなく、〈その気になれば自分のはてなブックマークをニュースクリッピングブログとして用いることができる〉っていう意味。カタカナ多っ。


 で、じつはここまではまだ半分前置きで、何が書きたかったのかというと、この「夏のひこうき雲」では、ちょっと硬めのというかある程度まとまった形になるような話題を最近選んで書いてるわけです。まー硬い記事の中でも対人関係の力学だとか、各種ロジックそのものについて考えるような記事はモヒカンダイアリー「アップル通信」で書いてるから、それ以外の、レビューとか日常的な話題とかかな。

 でも〈ある程度まとまった形にならないとここでは書かない〉というような縛りを自分に課してしまうとだんだん不自由になってくる。
 人間には、というか私には自分で思っている限りでいえばいろんな面があるわけで、そのへんは私のテンションの読み取りやすさとか文体・内容のリーダビリティを上げるためにある程度切り分けているんだけど、これまで何人かの方が言ってくださった通り、そんな切り分けをしなくても雑多な話題と語り口を楽しく読み解いてくださるかたは読み解いてくださるし、切り分けをしても意図を誤読して(あるいは深読みして)私の中にありもしない感情に対して怒るかたもいるので、切り分けなどに頼らず、まあもう少し読者を信頼しようかなという気分です。一文長っ。


 で、やっと本題というか。以下はこれまでなら私のはてなブックマーク浮雲」で軽くコメント書いて終えるような内容だったんだけど、もう少しこの「夏のひこうき雲」というスペースを気軽に使おうかなと思っているので、ここで書きます。


 極東ブログ: 世間知というのは「それは言っちゃだめよ」ということ

 この記事のテーマは「マンションの耐震強度偽装問題」そのものではなく、タイトルにある通りだと思う。

 「やばいマンション買ったやつが悪い」論は世間知。それに対して正論がぶたれると世間知は沈黙せざるを得ない。ここにひっかかりが生まれる。というのは私が疑問を抱くとかではなくて、ある種のもどかしさが出てくる。このもどかしさは投げてしまってはいけないのだろう。

 ただ、世間知というのはそういうふうに他者を追いつめるように機能してはいけない。これもその通り。結果責任を問う形で、書こうとして気がついたのだけど、前に流行したいわゆる自己責任論と重なりそうで、でもまあじつは重ならないかな。話を戻して、結果責任を問うだけなら何の意味もない。ある悲惨な事態に対する自分の感情をおちつかせるため、自分が納得するためだけの理屈の付け方。


 そこから先は、気軽にこの話書き始めてみたとはいえ、私が何かいう幕ではないっぽいです。でも一番大切。


 ……短く簡単に書こうとしても、どうしてもこうやって長くなるんだよなー。今回はこのへんで時間切れということで、ではまた。

*1:今はもう100文字になってしまったようだけど