伝播男(=本田さんの著書でなくカトリック内のエバンジェリズム←ただのギャグです)
HPO:個人的な意見 ココログ版: カソリックはなぜいまも人をひきつけるのか?
のコメント欄に少し書いて思いついたことをいくつか書きとめておきます。
- 「寛容」との関係でプロテスタンティズムとカトリシズムを比較するとどうなのだろう、考えてみると面白いかもしれない。単純に「プロテスタンティズムは寛容でない」というわけでもなさそうだ。『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を想起。ウェーバー的には(古代)ユダヤ教との関連も示唆していそうだ。ひできさんが挙げていらした『日本人とユダヤ人』も参考になりそう。
- 同様に、いわゆるアングロサクソンとラテン民族との関係。ひどく大づかみには、おおむね前者がプロテスタント諸派、後者がカトリックと色分けできそうにも思える。カトリックの多い南米もラテン。そのことと「寛容」、悪く言えばなあなあに堕しがちなこととの関係。ただし新教皇がドイツ人であることと安易に結びつける(つまり教義への厳格さと短絡する)べきではないのだろうな。
- 正確な表現は忘れたが、思想・文化が同心円状に伝播する際、初期の思想・文化は周辺に保存されているという。という話を知った当時は南米のカトリックが念頭にあったが、アフリカのコプト教やギリシャ正教・ロシア正教・大学生協などにもたしかにそれを感じる。大学生協はただのダジャレ。
詰めて考えるほどの知識と関心はこの分野にはないのだけれど、とりあえず覚え書きとして。