本やCDをいくつか購入
なんというか、小説にしろ音楽にしろ、店頭で莫大な数の作品を目の当たりにすると、死ぬまでにどれだけ味わえるんだろうと思う。
味わえる数は確実に限られているから「いい」ものだけに絞りたいのだが、そういう風に絞るものでもないんだろうな、というか合理的に取捨選択しきれるものでもない。いいものだけでもきっとたくさんあるだろう。
別に死にたいとかいうわけではなく、ただ、生って限りあるなあという感覚は常にそこにある。
少なくとも広い意味でのアートについては、客観的に優れているかどうかというだけではなく、今の自分に何か切実に響くかどうかということも重要なのだろう。だから合理的に取捨選択しきれるようなものではない。
だとしても、自分の感性だけを信じることは危険だと思う。ジャンクフードのようなものばかり摂取して精神的な栄養失調に陥る危険は大きいし、そういう人も多く知っている。
とくに結論はないけれど、人生というものの短さに何か感慨のようなものを覚える。