ネットは「エイジャの赤石」

 眠れない。
 さっきまで書いていたことが、8割方書いたところで消えてしまった。もうこれは掲載しない方がいい話題だってことだと判断。

 ただ、少し思い出したこと。


現在ブログが流行していて、たくさんの人が「自分の言葉」を世界に向けて語っている。 それ自体は良くもなく悪くもないと思う。ネットは人を良くもしないし悪くもしない。 ただ、活動を増幅するだけだ。良い言葉も悪い言葉も、ネットで増幅される。

 まったく同感。お金と違うが少し似ている、どちらも必然的に相手方を必要とするという意味でも。

 良い言葉だけでなく悪い言葉にもいろいろあって、もどかしいけれどその手口を書けないし書きたくない(が、書くべきかもしれず常に迷っている)。そしてブログだけでなく、いわゆる「ホームページ」でも、mixiのようなSNSでも、増幅されている。

 ネットで救われる人もいれば、ネットに潰される人もいる。いや、ネットではなく生身の人間が、人を支えたり傷つけたりしているのだけど。そして善意の連鎖も憎しみの連鎖も加速していく。ネットであろうとなかろうと、その二つの鎖がどこかで交差すると、踏ん張った人が犠牲になる。嘘と誤解と嘲笑が増幅される。潰された人にも潰した人にも、それぞれにその後の生が続く。それぞれが自分の行動の意味に気づいているかもしれないし、気づいていないかもしれない。

 ほんと、祈る以外に何ができるんだろう。感傷的にいうのではなく。