トランスフォーマー

 なんか、トランスパーソナル心理学の人の講演の音声ファイルを聴く機会があった。
 それ系の話だということは聞き流していて途中でわかったんだけど、まあこういう手法かあという。そこまでの話の持って行き方なども含め、ふーんという感じだ。個人的な感想はここでは控えておきます。良く言えば「内容が自然に入ってくる」し、悪く言えば「巧妙な手口」。

 「一人一人に違った神さまがいていい」だとか、「既存の宗教を否定するわけではない」だとか、(実際に科学的かどうかは措いておくとしても)「これは宗教ではない、科学的な根拠に基づいている」とか、考えてみたらたしかにソレっぽい言い回しだったな。

 なんだか有名な人がメディアリテラシーという言葉を恣意的に?用いていたようで、そのせいでメディアリテラシーという言葉を使いにくくなってしまったが、懐疑的に見るということは意外と難しいものだなと思った。

 この講演の話者がどうというのとは一応別の話として、いくつかの例を考えてみても、科学者であっても科学的な態度を貫くのは意外と難しいものらしい。