「歴史の歪曲」に対する正義感からの行動、について

山陰中央新報:FLASH24:社会・科学
「南京大虐殺」めぐり抗議 集英社に地方議員グループ

集英社発行の「週刊ヤングジャンプ」で連載されている本宮ひろ志氏作の漫画「国が燃える」で描かれた南京大虐殺について、地方議員グループが「あたかも真実として漫画化している。歴史を歪曲(わいきょく)している」として集英社や本宮氏らに抗議したことが8日、分かった。

この件に関する反応のまとめがhotsumaのURLメモ。の、[Web] 「南京大虐殺」めぐり、地方議員グループが集英社に抗議。[Web] 「国が燃える」続き。[Web] 浅羽通明と小林よしのりの対談。にあります。簡単な引用もなされているので、ちょっと見てみてください。


id:hotsumaさんの上のページで知った、小林よしのりと浅羽通明のこの件についての認識小林よしのり浅羽通明の講義に招かれた際の様子をid:gryphonさんがメモされたもの)から私も少し引用します。

本宮ひろ志南京大虐殺の描写で抗議を受けて、書き直すことになったらしい。

もともと本宮は商売だけでしか描いてない。(これは何にも悪いことではない、商売に完全に徹するというのは凄く偉大なことと二人は口をそろえる)

わしが慰安婦の問題を描いたときは40数団体から抗議が来たが、今は左が攻撃を受けるようになってる。ひじょうにせこいことをするなあという印象。どうしておれはこんな人々を(ゴー宣で)育てたのだろう」

個々人で各方面のネット掲示板やメール、デモ・電話等の抗議行動に精を出されました“日本人の心を持つ”全国の皆様方[Web] 「南京大虐殺」めぐり、地方議員グループが集英社に抗議。参照)は、おそらく「小林よしのりも所詮○○だな」みたいに思うのでしょうね。(○○は適当に何かあてはめてみてください。)


ターゲットにされたくないので、私はこれ以上コメントしないでおきます。


あ、でも小林よしのりどうしておれはこんな人々を(ゴー宣で)育てたのだろうというのに対して何か応答するとすれば、
小林よしのりは、(悪い意味で)左翼的な思想が日本を支配していると思ったから、それに対して「それは違うんじゃないか」と声を上げた。
ところが、「それは違うんじゃないか」という思いを抱えた人が、じつは小林の予想以上にはるかに多く……やっぱ危険だこの話題。


過去の事実の客観的な真偽は別として、このように、ことの当否について自由に発言できない雰囲気ができていくことそれ自体が恐ろしい。集英社はそのリスクを見くびっていたということなのでしょうね。それにしても……。