「純愛」のブーム

 おすましエプロン(id:furamubon)で野菜生活SoftのCMのことを知ってあなやと思っていた私ですが、Beltorchiccaでdemiさんのニュースリリース紹介を読んで笑いました。

★純愛ブームを撃つために闇の世界からあの男がよみがえった!

オザケンのことだろうと思うけど……(笑)。たしかにあのCM、おすましエプロンやカゴメニュースリリースを読んだ限りでは、どうも純愛というより直接的。

「純愛」にリアリティが欠けているといえばその通りだな。ただ、カゴメニュースリリース

「(子どもたちの事件や虐待、人付き合いからのトラブルなど)暗い話題の多い最近のニッポンに足りないものは、一体何なのだろう」と考えたとき、「"リアリティ"が足りないのでは?」という結論に辿りつきました。IT環境の向上、エンターテインメントの多様化から世の中のバーチャル化が進み、本当の意味での"本物感"をみんなどこかで望んでいるんだと思います。

というのは、よく見る意見だけどいつも強い違和感を感じる。むしろ、リアルを求めすぎた結果が「子どもたちの事件や虐待、人付き合いからのトラブルなど」じゃないかな。
純愛ブームは逆の方向に理想を求めた結果で、根は同じような気もする。このへんよくわからんな。問いの立て方がおかしいのか。


わからんついでに言うと、小説なんかも、純愛に走るものや頭でっかちなものと、肉感的なものに二極分化してるっていう傾向がない?かどうかは、最近の小説あまり読んでないんでわかりませんが。小説に限らず、性を生々しく描くものが純愛ブームに少し先行してたのかな?そういえば純愛ブームって以前も一時期来てた気が。あれ、いつだっけな。バブルの少し後だっけ。


肉体的な即物的な交わりを(寂しさから)求めようとせず、
逆に浮世離れした「純愛」という理想を(青い鳥のように)追い求めることもしない。
どちらの極端にも走らず、人間関係はすべてバーチャル=つまり事実上のものと割り切ったうえで、個々の関係を着実に築いていくのがよいのではないかと。


野菜ジュースに本物感はいらない、本物だったらそれで良いと思う。って売るためにはそうはいきませんか。