バブルはいつかはじける
室井佑月blog: 結婚しよう!を読んで思ったこと。
- 「本当のあたし」というようなものが果たしてあるのか
- あるとして、はたしてそれは「プロのメークさんに化粧をしてもらい、スタジオでカメラマンに撮ってもらった写真の中のあたし」だろうか
- 結婚とは「あたしは爺&婆の生活費だけを稼げばいい」「あたしはバリバリやる気になった。寝る前に腹筋五十回をはじめて二日経つ。生活費を出してもらうのだもの、腹は引っ込んでいたほうがいいじゃん。」という在り方をいうのだろうか
- 「これからの人生の不安を解消するために結婚したいわけだから、自由業の人より、サラリーマンがいいでしょ。年収はそうね……二千万円ぐらいあったら嬉しい。」「あたしは『ほんとうのあたし』をお見合い写真としてばらまくことに決めた。」うーん。
自分の美しさを金銭的価値として評価し支払ってくれる男性と継続的関係を保つこと、それを結婚と呼ぶのだろうか。
まあそういう結婚もよくあるのだろうし、可能だろうけど。
ただそういう考えでいるとたえず焦燥感に駆られるだろうな。「あたしは『本当のあたし』を引き出しているだろうか」「この人は『本当のあたし』を評価してくれているだろうか」
魅力にはいつか飽きられるし、際限なく高めていくことなんて不可能。
結婚って、<絶え間ない研鑽と自己実現の先にある大きなご褒美>とかじゃないと思う。パトロンをつかまえることでもない。
ああ、自分はこの人と一緒に生きていくんだな、という感覚が結婚に踏み切らせるんでしょ。
その感覚、というか嗅覚のようなものが上手く働かないと「だめんず」ばかりつかまえてしまったり。原因については、心理学、血液型、星占い、さまざまなアプローチで実に説得力のある説明がされるよね(正しいかどうかは別にして)。
既婚/未婚も、そもそも性別すら明らかにしていない左近(summercontrail)でございました。ちなみに初めて化粧をしたのは小6でーす。