エウレカ!

 試しに[ひとりごと]というカテゴリーを作ってみます。別アカウントをそれ用にして内容を移動するかもしれませんが、そのときはこの跡地に移転先を告知する予定です。


 私はいろんなギャグをいうが、一般的に下品だとされるギャグやシモネタ、毒舌もさらっという(以下、「下品なギャグ」で総称)。下品とか上品とかにかかわらず、まあ自分や他人を楽しませたいのだと思う。

 Webではそんなに下品なことは書いていない。たぶんそれで変に高潔な人格(を装っている)かのように見えてしまっているのかもしれないが、なぜ下品なギャグをあまり書かないのか自分で考えてみた(といっても意外と書いていることに後で気づいたんだけど)。

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 下品なことを見聞きするのが嫌いな人もいるから、そういう人のことも考えて書いていない。たぶんそういうことなんじゃないかなと思う。


 もし、私が自分でどう見られるかという点に着目していたら、「下品なことを公の場で書かないのはとりつくろって格好を付けているから」ということになるだろう。でも、自分に正直に考えてみるのだけど、そういうことではたぶんないのだと思う。

 だって、一般的に下品なギャグとされるようなことを書いているサイトも楽しんでみているし、そのことをはてなダイアリーはてなブックマークで普通に示しているから(ただやはり不快感を憶える人が多そうな所にはリンクしていないことが多いと思うけど)。

 そういえばこの前、コメントのレスで「そうだね、コンドームってグロス単位で数えるよね。……グロいスティックだからかな?」というような内容も書いていた(すみませんグロくて。あと再現が不正確)。なんだ、けっこう馬鹿みたいなシモネタもちゃんとここで書いていたじゃん。

2

 下品なギャグを楽しみ喜んでくれる人がいれば、そういう話題を受け付けない人もいる。また、同じ人でも、気分や状況によっては下品なギャグを喜ばない人もいる。
 どっちに転ぶかは、広い意味でのコンテキスト(それまでの関係やTPO、同席している人など)にかなり依存している。

 だから私は、不特定多数がさまざまな状況で読んでいるWebでは、下品なことをあまり書く気がしないのだと思う。下品な物が嫌いな人を知らないところで傷つけてまで、下品なことを大量に書く気がしない。今言語化してみたら、たぶんそういう気持ちがある。

3

 不特定多数のWebでなく「我と汝」あるいは「俺とお前と大吾郎」の関係では、単純に楽しませようとして、くだらないこともどんどんいうほうだが、相手と面と向かっていない場合、相手が喜んでくれるか・喜んでくれているかどうかの見極めが難しい。そのあたりで失敗もする、とくにWebで高潔な人格だと思い込まれていた場合。だから公の場以外でも少し手綱を引き締めた方がいいのだろう。


 ただ、書いてあることだけで私という人間を判断されて「こういう人」と先入観をもたれてしまうと、私がそのイメージと違うことをしていた場合に裏切られたように感じてしまうのだろう。そんなにどっちかに偏った狭い性格じゃないのに。私自身の上品から下品までの許容範囲はたぶん広いのだろう(いいことかどうかわからないが)。
 私が書く硬い文章も嘘ではないが、書いてあること以上にいいイメージを持たないで欲しいなと思う。あちしをそんな目で見ないで! いや、悪いのは自分が下品(な面もある)せいなんだけど。


 実際以上に高潔な人格だと誤解されないためには、下品なこともたくさん書けばいいのかというと、そういうことでも多分ないと感じるが、どうなのだろう。だって、ボクちゃん上品な(ように読めてしまう)ことも書きたいもんね。

4

 「まあ、下品なギャグはパーソナルな関係でもかなり控えめにしておいた方が良い」という当たり前の結論になった。冗談は冗談と分かった上で、厳しく突っ込んだりはっきり言ってくれるような人ばかりでもないので、そこには甘えがあったと思う。あー気づいた。これは自分的に大きな発見。思い出してみれば漠然とそれに近いことを考えたことはあったけど、今回はじめて全体的な経緯が分かった気がするのできちんと書いておこう。まあ気づくのが遅いのがあほだが。

5

 高踏趣味的な、いわば上品なギャグは結構多めにのせているが、下品なギャグは文脈に依存しているだけにツボにはまると相当おもしろいので、それは家族や気心の知れた友だちとだけ楽しんでいようかな。あ、それとも最近利用可能になった別アカウントで?

 しかし高踏趣味的な上品なギャグはあれこれの雑多な元ネタの知識が前提となったりするので、通じる相手が多くない。広いネットには面白がってくれる人もいるだろうということで、なんとなく載せている。

 ああ、私がWebに書いている一つの大きな理由はそれなんだろうな。

6

 この記事、構成はひどく散漫だし粗いが、自分ではけっこう目の付け所がいいと思っている(笑)。たぶんこういう視点をもてれば、「自分は下品でだめな人間だ」とか苦しんでいる人も楽になると思う。なんでかはうまく言葉にできないけど、たぶん。
(あ、わかった。一般的に下品とされているようなことばかり載せているブログは、もう最初からそういうのを楽しめる人ばかりが来るという暗黙の前提があるから、誰かを傷つけることをあまり心配せずに、下品なことを安心して書けるんだ。循環論法みたいだけど。)

 人にさんざん迷惑かけておいて何だが、考えるきっかけをもらえてよかった。