少し長くなったコメント

 コメント欄に書こうとしたら少し長くなったので。

うーん、アートとか表現というものを突き詰めると、やっぱりこういう方向に行っちゃうのかなー?? 私自身もそんなヨカーンは多少あるのですが、そっちに行かれちゃうとなんでもアリになってしまうので、あまり面白くないという気持ちも強い。というか人間の活動全般の根っこをこのあたりに持っていこうとすれば持っていけるわけで。なんか他の説明はないのかな、まじで。

何を知りたいと思っているのか自分でもよくわからなくなってきた。

たとえばCDを何千枚と持っている人とか、趣味という範囲を逸脱するくらい実践にはげんでいる人とかはいるのだけど、でもその人たちに「なぜそんなことするのか」「何が面白いのか」って聞いたら、ほぼ嫌がらせだろう。だがほんとはものすごく問いつめてみたい。他の人がそういう話をしているのもあまり聞いたことがない。

 関連して

人間のクリエイティヴィティとはなんなのか、その源はどこにあるのか、いかにして養われるのかということに継続的に関心をもっています。

しかしそのような疑問にどう近づいていいのかよくわかりません。関係ありそうなことがらをメモしておいたらなにかわかるのではと、ダイアリーも書いているはずなのですが、とてもそうは見えなくなってきた……。

 CDを何千枚も持っていることと何かの趣味の実践は、少し違うといえば違うので、別のクエスチョンと考えるほうが考える上では楽ですが、rucciさんの関心としては切り分けていないようだし、切り分けない方が核心に迫れるのかもしれないので難しいですね。ただ分けて見ないと相当大きなテーマになるので、なんらかの回答を出そうとするとアヤシゲなものになりがちですし、そういうのを説明している本もちょっとおすすめできるような適切なものは今思い当たりません。
 クリエイティビティはどこから来るのかとか、その仕組みとかでしょうか。才能とかインスピレーションという言葉がそもそも英語だと天から与えられるという含みがあるので、やはりそのへんが焦点になるのかなあ。
 それとは別に、表現には自分の内面をやむにやまれず絞り出す面があるというか、小林秀雄の「表現(expression)」についての文章を読み返したくなりました。あとは、創造力や表現というのは個性と普遍性の表れでもあるかなとも。(個性と普遍性がどのような割合で……とか、マーケットにおもねって……などという話ではまったくなく)
 興味深いので、私ももう少し見つめていきたい話題です。