読み途中(『茶の本』、『生まれいずる悩み』)

 いろんな待ち時間に読んだ。

岡倉覚三(岡倉天心)『茶の本

茶の本 (岩波文庫)

茶の本 (岩波文庫)

 何ヶ月か前に買った。英語で書かれたのを和訳。まだ最初の方だけど内容すごい。Amazonレビューから。

今世紀の初めは、日清戦争が終わり日露戦争が始まる動乱の時代だった。日本美術院の創設者で、ボストン美術館東洋部長の要職にあった天心岡倉覚三(1862 −1913)も、西と東がせめぎ合った時代の子である。本書を英文で書いた天心は、日ごろ欧米人が飲んでいる茶には、調和を重んじる東洋の精神が息づいていることを、ユーモアをまじえ説いていく。たかが一杯の茶だが、心を澄まして味わえればそこには東洋の宗教、倫理、芸術の粋がある。西洋の人々よ、小さなものの中に潜む偉大さを見逃してくださるな―。先覚者の祈りが込められた名著である。

 そういえば、医茶同源?手元一つで茶の味変わる 壱之巻 ー 茶屋で茶を選ぶ手元一つで茶の味変わる 弐之巻 ー 味見できない茶屋・もらいものの茶このあたりもまた読み返すつもり。

有島武郎『生まれ出ずる悩み』

 色んな文庫から出ているので書影はなしで。私は青空文庫から携帯で読みました。「いずる」と「出ずる」、青空文庫のテキストと各種文庫(書籍)でなぜか表記が違う。

 なんか労働、芸術、人間、出会い、という感じですね。あと「事物への感じやすさ」。少年の気持ちがわかる気もする。繰り返しますが、読み途中。